緩くいこうぜ、人生長いんだ。

お前の人生ようやく始まったようなもんじゃん。

書評

【感想】「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)/汐街コナ

ちょいちょいTwitterに出ている漫画を書籍化したもの。 偶然本屋で見て、迷わずに手に取りました。 基本的には漫画で、文章少なめ。 コマ割りと絵、メッセージがとてもシンプルで漫画として読みやすいです。 書いてあることは、タイトルの通り「何故精神的に…

【感想】空海と最澄はどっちが偉いのか?日本仏教史七つの謎を解く/島田裕巳

タイトルに惹かれて買った本。 日本仏教史の中で、空海と最澄はなかなか面白い存在だと思います。 叩き上げの天才で真言宗を完成させた空海と、エリートだが天台宗を完成させられずにこの世を去った最澄。 同じ時期に生きた二人の対比は中々に面白いです。 …

【感想】日本仏教史-思想史としてのアプローチ/末木文美士

日本の仏教史について、思想というアプローチから解説した本。 「思想というアプローチから」とはどういう意味かと言うと、ただ「6世紀前半に仏教が伝来して…」と史実を述べるのではなく、その裏にある当時の人の思想を見るということ。 例えば、上の例で言…

【感想】仏教思想のゼロポイント:「悟り」とは何か

以前紹介した「だから仏教は面白い!」の前の作品。 mochiarion.hatenablog.com 本作をベースに「だから〜」を書かれたので、内容としては「だから〜」よりも固くて学術的。 しっかりとした文章ながら読みやすく、「だから〜」を読んでからだと良い復習にな…

【感想】だから仏教は面白い!/魚川祐司

ここ最近本の感想を書いていませんでしたが、読んでいなかった訳ではありません。 仏教に関する本を読んでいて、感想を書くというよりその内容について学ぶ方に重点を置いていたため、感想が書きづらかったのです。 ようやく本としての感想を書く気になった…

【感想】四畳半神話大系/森見登美彦

もう何度読んだか分からない私の大好きな小説。 ちょうど今、「夜は短し歩けよ乙女」のアニメ映画公開決定記念でアニメ版の再放送をしていますね。 やっぱりアニメも小説も面白いです。 あり得べき薔薇色のキャンパスライフを夢見ながらも何も変えることが出…

本の読み方

最近、自分の思考の変化と共に本の読み方が変わった。 以前は、本を読むこと自体が目的だった。 本に書いてあることは全部大切だと思って、大事なところは赤線を引いていた。 一言一句読んで、何なら全部記憶していないといけない位に思っていた。 買った本…

【感想】諦める力 / 為末大

元陸上選手の為末大の著書。 テーマは「諦める」こと。 「諦める」という言葉は一般的にネガティブな意味で使用されているが、為末さんはそれを「自らのおかれた状況を認識し、自らの意志で選択をすること」というポジティブな意味で捉えている。 日本では、…

【感想】小説 秒速5センチメートル / 新海誠

いわずと知れた有名作品「秒速5センチメートル」のノベライズ版。映画版は大学二年生位の時に観た記憶がある。 その時は、映像の美しさに感動したものの、ストーリーがいまいち理解できずに終わってしまった。 本作では、「小説 言の葉の庭」と同じく映画で…

【感想】砕け散るところを見せてあげる / 竹宮ゆゆこ

「とらドラ」や「ゴールデンタイム」等のライトノベルで有名な竹宮ゆゆこさんの作品。 両方とも読んだことはないが、「とらドラ」のアニメはとても良かった。 高校三年生の清澄は、同じ高校の一年生の女子、玻璃がいじめられている現場を目撃し、助ける。 最…

【感想】小説 言の葉の庭 / 新海誠

アニメーション映画監督新海誠さんの「言の葉の庭」ノベライズ版。 映画同様、澄み切った空気を持つ良い作品だった。 梅雨、雨の降る新宿御苑。 高校二年生の秋月孝雄は、謎の女性雪野に出会う。 何気ない会話を通じて、二人は互いのことを意識し始めるよう…

【感想】幸福な食卓 / 瀬尾まいこ

本作のテーマは家族だ。 いきなり父親を辞めると言い出して大学受験を目指す父親。 別居をして家事や仕事をエンジョイし、定期的に料理を届けにやってくる母親。 元神童にも関わらず何事にも中途半端な兄。 そんな家族にちょっとした違和感を覚える佐和子。 …

【感想】僕は君を殺せない / 長谷川夕

タイトルが素敵過ぎたので買った一冊。 中身は、表題作である「僕は君を殺せない」他二編の合計三編が収録されている。 帯には、「二度読み必至!!」「誰も想像しない驚愕のラストへ!」とあり、かなり高評価だ。 しかし、御多分に漏れず中身はいささか物足り…

【感想】アクアマリンの神殿 / 海堂尊

最近は小説ブーム。 ということで、書店で何気なく手に取って海堂尊さんの「アクアマリンの神殿」を読んでみた。 一言で感想を言うと、私には良さが分からなかった。 主人公の佐々木アツシは中学三年生だ。 しかし、実際にはそれよりも多くの歳を重ねている…

【感想】ハーモニー / 伊藤計劃

友人に勧められて、初めて伊藤計劃の作品「ハーモニー」を読んだ。 以前から書店で存在は知っていて、興味はあったのだが、踏み出せていなかった。 友人が「これはやばいよ」と言っていた通り、やばかった。 伊藤計劃は2009年に逝去され、本作が遺作となって…

【感想】この闇と光 / 服部まゆみ

先日何気なく本屋で見つけた本書。 女性作家の本はあまり読まないので、ちょっと新鮮だった。 意外と古くて有名らしい。 ジャンルは一応ミステリー。 なのであまり書くとネタバレになるのでちょっと控えめに。 というか、ほとんど書いていない。 物語は、目…

【感想】アフターダーク / 村上春樹

今回の感想は、村上春樹さんの小説「アフターダーク」だ。 これを選んだ理由は、書店の本棚を眺めている時に見つけて、「アジカンのアフターダークって良い曲だよな」と思ったからだ。 ちなみに、曲と小説は何も関係がないらしい。 物語は、女子高生のマリが…

【感想】桐島、部活辞めるってよ / 朝井リョウ

今回の感想は、朝井リョウさんの「桐島、部活辞めるってよ」だ。 過去に、神木隆之介主演で映画化もされた。 実は、この本を読むのはもう四回目だ。 定期的に読みたくなる魅力がある。 物語は、五人の高校生の視点でそれぞれの日常を描いて進んでいく。 ある…

【感想】TVピープル / 村上春樹

村上春樹さんの短編集。 正直に言うと、あまりよく分からなかった。 「ノルウェイの森」や「世界の終わり~」は長編だから、一つのテーマがあるのが感じられたのだけれども、短編集は集められたものが一貫したテーマを持っているかどうか分からないからいま…

【感想】タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か? / 戸部田誠

現在20代以降の日本人で、タモリさんを知らない人はいないであろう。 2014年3月で、32年に及ぶ放送を終えた「笑っていいとも!!」は、未だに多くの人にとってお昼の代名詞のはずだ。 「笑っていいとも!!」以外にも「ミュージックステーション」や「ブラタモリ…

【感想】世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド / 村上春樹

友人に村上春樹でおすすめの作品は?と聞いたら紹介してもらった本。 タイトルが非常にユニークで面白そうだと思って読み始めた。 物語は、現実世界に似た世界「ハードボイルド・ワンダーランド」と、ファンタジーの世界「世界の終わり」の二つが交互に進ん…

【感想】内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力

前々から気になっていた本書を読んでみての感想。 自分は内向型でいて良いのだと言ってもらえたようで非常に救われた。 本書のメインテーマは、「内向型人間の有用性」である。 内向型人間と聞くと、引きこもり、暗い、コミュ障といった言葉が連想され、ネガ…

【感想】自分の小さな「箱」から脱出する方法

最近書店に並んでいて気になっていた本を読んでみた。 自分と周囲の人間との関わり方にヒントをくれる一冊。 内容は物語形式になっており、サクサク読める。 約3時間ほどで読み終えられる量だ。 本書で繰り返し述べられている「箱」とは、一言でいうと 「無…

【感想】ノルウェイの森

初めてまともに村上春樹さんの本を読んでみた。 非常に惹き込まれ、他の作品も読んでみたいと思った。 初めて村上春樹さんと出会ったのは大学二年生頃の事。 「風の歌を聴け」か「海辺のカフカ」を読んでみた。 「はぁ?」という感想しか抱かなかった。 なん…