緩くいこうぜ、人生長いんだ。

お前の人生ようやく始まったようなもんじゃん。

【感想】砕け散るところを見せてあげる / 竹宮ゆゆこ

とらドラ」や「ゴールデンタイム」等のライトノベルで有名な竹宮ゆゆこさんの作品。

両方とも読んだことはないが、「とらドラ」のアニメはとても良かった。

 

 

高校三年生の清澄は、同じ高校の一年生の女子、玻璃がいじめられている現場を目撃し、助ける。

最初は上手く噛み合わなかった二人だが、徐々に親交を深めていく。

玻璃は、自らを苦しめる状況を「UFOのせい」だと言い、清澄はどうにかして玻璃のUFOを撃ち落とそうとする。

UFOを打ち落とした二人には、思いもよらない最後が待っている。

 

 

本作の魅力は、魅力的なストーリーと、最後に待っている驚きの展開だ。

 

高校生の男女が出会い、いじめという問題を通じて親交を深めていく。

いい感じになったところで新しい問題が発生し、一度離れる。

しかし、二人の想いが再度二人を引き付け、ともに問題を解決していく。

脇役のキャラクターにも味があり、まるでアニメを見ているかのように展開する物語にどんどん引き込まれていく。

 

しかし、物語は最後にまさかの展開を迎える。

それまでの雰囲気と一変した終わり方を迎えるのだ。

そこには叙述トリックも盛り込まれていて、最後に至ったときに「???」と思う部分が発生する。

それを踏まえてもう一度最初と最後を読むと、「なるほど!!!」と謎が解ける。

それまで見事に騙されていたことに気が付くのだ。

 

サクサク読めるし最後に謎解き要素もある。

描写もきれいなので、読んでいて飽きが来ない良い作品だと思う。 

砕け散るところを見せてあげる (新潮文庫nex)

砕け散るところを見せてあげる (新潮文庫nex)