緩くいこうぜ、人生長いんだ。

世の中どうでも良いことばかりだよ

【感想】シン・ゴジラ(ちょっとネタバレ含む)

昨日、絶賛上映中の映画「シン・ゴジラ」を観てきた。

2時間という上映時間を感じさせない内容と、テンポの良い展開でとても楽しめた。

 

ゴジラは小さい頃父親が好きだったこともありよく観ていた。

ストーリーはあまり覚えていないが、モスラメカゴジラビオランテなどの敵怪獣はよく覚えている。

 

今作の監督は「新世紀エヴァンゲリオン」でお馴染みの庵野秀明

独特な世界観を持つ人なので、どんな物語になるのか非常に気になっていた。

 

蓋を開けてみると、物凄く現実的で、現代日本への皮肉たっぷりの作品だった。

 

例えば、ゴジラが上陸してきても、法律による制限や官公庁の縦割り政治の為にスムーズに動くことが出来ない。

東日本大震災での動きを皮肉るかのように「想定外」という言葉が多用されるし、政治家が責任を他人に擦り付けようとする。

随所にそのような日本社会の嫌な部分が描かれている。

 

一方で、日本か東京か、自国の利益か国際社会における立場か、という政治的に難しい判断を迫られる政治家の姿や、国を守るために働く自衛隊の姿も描かれており、一概に批判出来ないことも描かれている。

 

本作のキャッチコピー「現実(日本) vs 虚構(ゴジラ)」の通り、理想と現実の中で戦う人間の姿を描いている点がとても庵野さんらしいと思った。

一方で、そのような面が「政治的だ!」「左翼だ!」と批判を呼んでいる事も事実だ。

どのような評価があるにしても、私個人は楽しめたし、そのように批判を生み出す作品だということは、皆それだけ真面目に観ているのだと思う。

 

その他にも、BGMが完全に「新世紀エヴァンゲリオン」だったり、市川実日子が可愛かったりゴジラが本当に不気味だったりと、楽しめるポイントが沢山あった。

 

ただのアクションやSFではないし、メッセージ性の強い作品でもない。

それでも、考えさせられることは多いし、純粋に楽しめる良い作品だった。

 

ちょっと気なる部分もあるので、近いうちにもう一回観に行こうと思う。

 

 

庵野さんには、これでエネルギーを補充して万全の状態で「シン・エヴァンゲリオン」を作ってほしいと思う。