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【感想】経営者の条件 / P・F・ドラッカー

ドラッカーといえば、「マネジメントの父」と呼ばれる人だ。

日本では、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 」で広く認知された。

ちなみに、私も大学生の頃読んだ。全然覚えていないけど。

 

本屋で何冊か立ち読みしていたら、偶然全ての本がドラッカーの考えを引用していた。

ドラッカーの○○によると…」や「ドラッカーは××という考えに基づき…」なんて言う内容を見ていたら、「この本買うなら、そもそもドラッカー読んだ方が良いんじゃね?」と思った。

ということで、「ドラッカー名著集」を読んでいこうと思ったのだ。

 

 

本書は、ダイアモンド社が出版している「ドラッカー名著集」の一冊目。

原題は「The Effective Executive」。

 

テーマは、「エグゼクティブにとっての成果を出す技術」だ。

 

 

原題にもある「エグゼクティブ」とは、以下として定義されている。

地位やその知識のゆえに、日常業務において、組織全体の活動や業績に対して、重要な影響をもつ意思決定を行う 経営管理者や専門家などの知識労働者をエグゼクティブと名づけた(p. 26)

 

ここだけを見ると、経営者に限定された話で、一般社員には関係がなさそうだが、本書の後ろでこう述べられている。

コンピュータが計算を 乗っ取ることによって、組織の末端の人間までがエグゼクティブとなり、成果を上げる決定を行わなければなる(p. 216)

 

もはや全ての人がエグゼクティブで、成果を意識して仕事をしなければならない。

本書はそのために必要な「成果を出す技術」を習得する方法を述べている。

 

成果を出す技術は、以下ステップにより身に着けられるとされている。

1. 自分の時間を知る

自分の時間の使い方を把握、整理する。

余分な仕事をなくし、まとまった時間を手にする。

 

2. 貢献に焦点を合わせる

組織にとり、自分は何をするべきかを考える。

何が組織の成果につながるのかを考える。

 

3. 強みを活かす

目指すべき貢献の中で、自分はどのように行動することが出来るのかを考える。

自分の強みを活かすことで労力を減らし、貢献を最大化することが出来る。

 

4. 一つのことに集中する

人間は複数のものを同時に行うことは出来ない。

優先順位をつけ、真にやるべきことに集中する。

 

5. 意思決定を行う

常に仮説を持ち、それを検証するという意識で行動する。

決して一つの結論にこだわらず、広く意見を受け入れ、物事を見る姿勢が重要。

 

 

とりあえず私は、1番の「自分の時間を知る」ということを始めた。

自分の仕事の時間を記録し、何にどのくらい時間を使ったか記録している。

これが意外と効果があって、自分の一日を客観的に把握し、改善点を見つけることが出来る。

 

2番以降は、すぐ出来るというものではないが、念頭に置いておけば仕事に対する向き合い方は大きく変わるだろうと思う。

 

 

本書が書かれたのは50年も前のこと。

その内容が現代でも十分通じるということは驚きだ。

この先の著書でもどのようなことが書かれているのか、楽しみになってきた。

でも、ちょっと面倒臭い。

ドラッカー名著集1 経営者の条件

ドラッカー名著集1 経営者の条件