緩くいこうぜ、人生長いんだ。

お前の人生ようやく始まったようなもんじゃん。

【感想】生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの / 伊賀泰代

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数年前、「採用基準」でヒットした元マッキンゼーコンサルタントの伊賀さんによる最新著書。

「採用基準」も読んだんですけどね、内容は忘れちゃいました。

 

「採用基準」がリーダーシップにがテーマであったように、本書は生産性がテーマです。

生産性と聞くと、工場の稼働率や不良率など、ブルーカラーワーカーに関わる用語であると思われます。

一方、ホワイトカラーワーカーはブルーカラーワーカーと異なり、何をどのように作業すればゴールか、という明確な指標がないため、生産性と言われてもピンと来ないことが多いです。

ですが、伊賀氏は生産性という言葉はホワイトカラーワーカーこそ意識するべき考え方であると指摘します。

  

 

生産性とは「単位インプットあたりのアウトプット」、つまり、アウトプット/インプットという意味です。

なので、生産性向上の為には2パターンあります。

  1. 同一インプットあたりのアウトプットを向上させる(分子の増加)
  2. 同一アウトプットにかかるインプットを減少させる(分母の減少)

一般的に「生産性向上」と聞くと、2の分母の減少に該当するコスト削減や残業時間の削減などが思い浮かびます。

しかし、これは数学的にも現実的にも分母は0にはならないので、いずれ限界が来ます。

逆に、1の分子を増加させることを考えると、そこには上限がありません。

なので、1と2を組み合わせた以下のようなサイクルを生み出すことが、生産性の向上には欠かせないのです。

  1. 初めてのことに挑戦する。初めてなので何時間もかかる。(生産性低い)
  2. 何時間もかかることがごく少ない時間で出来るようになる。(分母の減少)
  3. 少ない時間で出来るようになったことが増えたので、単位時間当たりのアウトプットが増加する。(分子の増加)
  4. 空いた時間でまた新しいことに挑戦する。(スキルアップ

生産性の向上を図ると、4にあるように、スキルアップをする余裕が生まれます。

多様なスキルが求められるようになるこれからの社会を考えると、生産性を向上させて、自らの力をつけることは欠かせないのです。

 

また、日本の場合、少子高齢化で親の介護や子供の面倒を見るということがどの人にも必須となります。

この時、生産性が低い状態だと、時間がなく、そのようなことに手を回す暇がないという状態になってしまいます。

しかし、生産性が高ければ時間に余裕があるので家族と共に過ごす時間を作ることが出来、様々な物事に対応することが出来ます。

なので、これからの日本の社会的にとっても、生産性の向上は必要な考えなのです。

 

 

この本を読んで、自分の働き方を見直しました。

最近はお昼以降やる気が落ちることが多くて、結局夜まで残って作業する、ということが多かったです。

休職明けで残業時間制限の付いている身としてはこれは解消するべき課題で、いかに定められた時間の中できっちりと仕事を終わらせるかを考えるべきだと思いました。

 

本書の中では、具体的に生産性を上げる方法というのはそれほど載っていません。

なので、それは自分で見つけようと思います。

まずは、一日の中のゴールをしっかりと決めて、一つ一つの作業時間を記録することから始めます。

自分が何にどれくらいの時間をかけているのか把握すること、何を改善するかはそこから見つけていこうと思います。 

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの