読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

緩くいこうぜ、人生長いんだ。

お前の人生ようやく始まったようなもんじゃん。

書店

昨日、久々に近所の大型書店に行ってきました。

 

フロア一面に広がる広大な本の海を気ままに泳いでいたら、気付かぬ内に2時間が経っていました。

 

大量の本の中から自分が興味のある本を探す作業は、直感によるものが大きいです。

棚を眺めていると、なんかこう、ビビっと来るものがあるのです。

そんな本たちを、6冊程買いました。

小説が4冊と学術書が2冊。

その内感想を書くと思うので、タイトルは書きません。

 

 

書店の形態としては、上記のようなリアル本屋と、amazonのような電子書店があります。

電子書店はもの凄く便利ですよね。

気になった本を持ち運びなどなくすぐに変えて、ポイントも貯まる。

私も頻繁に利用します。

ともすると電子書店の利便性に押されてリアル書店に足を運ぶ機会が減ってしまいがちです。

しかし、リアル書店には間違いなく電子書店にはない強みがあります。

 

 

一つ目が、社会の動きを知ることが出来ることです。

新刊コーナーや、ジャンル別コーナーを眺めると、今どのような本が売れているのか、つまり、社会がどのような事柄に興味を向けているのかが、感覚として掴む事が出来ます。

昨日行った書店だと、やはりアメリカのトランプ大統領に関する本や、働き方、AIに関する本が多かったです。

やはり、これからの世界への不安や期待が表されていますね。

また、新刊ではないものの、自己啓発系の本(と、怪しいスピリチュアル本)に対して多くのスペースが取られていました。

これからは自分の力で生きていく時代。

自分を高めると同時に、自分以外の何者かに縋りたいという欲求があるのかもしれません。

この俯瞰性の高さが、一つ目の強みです。

 

二つ目が、自分の興味を再認識、拡大出来ることです。

リアル書店では、関係のないものも含めて膨大なジャンルの本が目に飛び込みます。

その中から、自分が気になる!買いたい!と思う本は、つまり自分の興味を映している訳です。

だから、例えば今まで全く興味のなかったジャンルの本が気になるようになれば、それは新しく自分が興味を持っているということで、逆にこれまで気になっていたのに見向きもしなくなったということは、それが自分の興味の対象から外れた、ということです。

その出会いは狙って起こるものではなく、たまたま棚を見ていたら気になった、というような偶然性が大きく影響しています。

この偶然性の高さが、二つ目の強みです。

 

三つ目が、様々な視点を知ることが出来ることです。

例えば、日本史のコーナーに行くと、「やり直す日本史!」や「丸わかり日本史」なんて入門書から、「塩から見る日本史」や「江戸時代の性風俗」などのコアな学術書まで様々です。

「日本史」という一つの単語に対して、様々な視点から切り込み、物語っている人が沢山いる。

そんな視点の多様性を感じることが出来ました。

この多様性の高さが、三つ目の強みです。

 

上述の三つの強み(俯瞰性、偶然性、多様性)が、リアル書店にしかない強みだと思います。

電子書店だと、デバイスの画面サイズが有限であることから、限られた数、ジャンルの本しか表示することが出来ません。

また、検索とレコメンド機能は既に興味を持っているジャンルの本を探す事に特化しており、興味があるかどうか分からないものとの出会いを演出することは出来ません。

なので、現状、本を買うことに関する場所や時間などのハードの制約面では電子書店の方が勝っていますが、上述のような出会いや認識といったソフトの面ではリアル書店の方が勝っているのです。

 

 

これから先、書店はどうなるのかということを妄想してみると、個人的には知識人達の集まるサロンのような場所になるのかな、と思っています。

ネット通販や電子書店はこれからもっと便利になって、配送にかかる期間や配送料はますます下がるでしょう。

さらに、電子書籍が普及すれば、多くの人は家から一歩も出ずに本を買えるようになると思います。

でも、上述のように、リアル書店には電子書店では実現出来ない強みがあります。

その強みを認識して、求める人たちが好き好んで集まる場所。

それが、未来のリアル書店の役割になると思います。

 

ということで、長々と書きましたが、とどのつまりリアル書店は楽しいものです。

普段本屋には行かない、という人も、たまに行ってみると、面白いと思いますよ。