緩くいこうぜ、人生長いんだ。

世の中どうでも良いことばかりだよ

【感想】マイ仏教 / みうらじゅん

8/50

 

以前、みうらじゅんさんとリリー・フランキーさんの対談本を読んでから、みうらじゅんさんに興味を持ったので読んでみました。

(その時のリンクはこちら)

mochiarion.hatenablog.com

 

序盤は、彼が仏教にのめりこんだ経緯が書かれています。

子供の頃から仏像が大好きで、アイドルのような存在であり、近所の仏像を眺めに行くことはアイドルのコンサートに行くようなものだったと。

それが高じて、お寺、ひいては仏教にのめりこむようになったとのこと。

子供の頃のアイドルが仏像っていうのは、やっぱり小さい頃から変な人なんだな、と思わざるを得ませんでした。

 

中盤は仏教に関する基本情報が書かれています。

お釈迦さまの生い立ちや、諸行無常などの四法印、地獄について書かれています。

ここでも、ただ情報を載せるだけではなく、それに対するみうらじゅんさんの考えが書かれています。

例えば、「お釈迦さまも女房子供を置いて修行に出たのだから、後ろめたさがあったに違いない。でも、だからこそ悟りを開くまでに至ったのだ」、「現代人は死んだら絶対に地獄に行くんだから先に地獄について知っておくことは必要だと思う」などです。

確かにそうかもしれない、と思いながら、笑いながら楽しく読めます。

 

最後は、仏教の教えをどのように私生活に活かすか、ということが書かれています。

例えば、「諸法無我、つまり、自分というものは存在しないのだから、自分探しなんてあり得ない」、「自分をなくして、相手の機嫌を取ることが上手く生きるコツ」などです。

言っていることは分かるのですが、なんというか、又聞きしているような感じがして、どうにも腹落ちせず、書いてあることが右から左に流れていきました。

ここは、自ら仏教の考えについて理解して、実践する方が身になりそうですね。

逆に、自分なりに仏教の考えを理解してから彼の話を読むと、また違う感想が得られるのかもしれません。

 

 

何事にも白黒つけようとする西洋思想に対しての反発か限界か、最近は瞑想やマインドフルネスなど、曖昧さを根底に置いた東洋思想への意識が高まっているように感じます。

これからの時代を生きる私たちにとり、仏教はその一助となるのかもしれません。

この本を通じて仏教についてもう少し知ってみようと思いました。

仏教について興味がない、あるいは少し知っている位の人にとって、興味を持つきっかけとしてはとても楽しいし良い本だと思います。

みうらじゅんさんの変態性を読むことも十分面白いので、仏教みうらじゅんさんいご興味のある方は、是非どうぞ。

 

マイ仏教 (新潮新書)

マイ仏教 (新潮新書)