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緩くいこうぜ、人生長いんだ。

お前の人生ようやく始まったようなもんじゃん。

【感想】僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意 / 池上彰、佐藤優

9/50

 

超最近に発売された本です。

電車の広告を見て、その場でamazonで購入しました。

 

池上彰さんは言わずも名がですが、佐藤優さんは知りませんでした。

神学を学んでいて、外交官で、逮捕されたりと、凄い経歴の方なのですね。

改めて見てみると、書店には彼の著書が所狭しと並んでいました。

 

 

最近の、「タイトルに『池上彰の』を付ければ売れる」みたいな風潮は嫌いなのですが、この本は冗談抜きでためになります。

 

内容は、この知識人二名が行っている情報収集方法についての解説です。

しかも、第三者が書いた解説ではなく、お二人の対談によるもの。

なので、二人の情報収集スタイルの違いや、そのメリット・デメリットが口語体で丁寧に書かれているので、とても分かりやすいです。

ここまで丁寧に解説した本は今までにないでしょう。

 

 

情報収集の方法として取り上げられているのが、新聞・雑誌・ネット・書籍の四種類。

個人的には、新聞と書籍に注目しました。

 

まず、新聞で驚きだったのが池上さんが毎日8紙以上の新聞をチェックしているということ。

そんなに読んでどうするの!と思ったら、これにはきちんと理由がありました。

いわく、一口に「新聞」と言っても新聞社により注目する情報が異なるので、一紙では情報と、その意見を網羅することが出来ないと。

試しに、私も本書を読み終わった後に日経新聞朝日新聞を比較してみました。

すると、朝日新聞では米軍のオスプレイ運転再開が朝刊の一面に出ているのに、日経新聞ではオスプレイのオの字もない!

なるほど確かに、一紙では情報を網羅することは出来ないと理解しました。

 

次に、新聞の読み方では、お二人とも朝に全体の見出しだけざっと読んで、大まかに流れを把握し、夜に気になった記事だけじっくりと読む、とのことでした。

これは実際にやってみたところ、良い面もありつつ難しいです。

朝は、サラッと見れば良い、ということで気楽に読めるのですが、夜にじっくり読むのが面倒くさい…。

お風呂で読むためにiPadの防水カバーを買ったのですが、上手く実践出来ていません。

ここはもう少しやり方を考える必要がありそうです。

 

「新聞で世の中の動きを知り、書籍で理解する」というスタンスでいらっしゃるお二人。

私のように普段新聞を読まなくても仕事が出来る人間でも、せめてきちんと世の中の流れを把握するために、新聞を読もうと思います。

 

 

書籍では、速読の方法が書かれていました。

大事なのは、本を分類することだと。

つまり、

  • 目次とあとがきだけ読んで他は読まない本
  • 内容を一度はざっと読む本
  • 熟読する本

の三つに分けるそうです。

そうすることで、読まなくても良い本にかかる時間を削減し、本当に知識を定着させるための読書時間を確保するのだそうです。

 

速読の方法について、私も参考にして必ずあとがきは読むようにしました。

意外とあとがきに結論が書かれていたりするのですね。

そこだけ読むだけで良いや、という本が何冊かありました。(この分類は感想書きません)

ただ、熟読というのが苦手です。

お二人は「知識を得る」という目的で読んでいるので何度も読むことが必要なのでしょうが、私は正直暇つぶし、興味があるから、という目的なので、なかなか読み返して学ぼう、という気になりません。

せめても抗いで書評を書いているのですが…。

 

 

他にも、「ネットは上級者のメディア。情報を見抜く目がないと使いこなせない」や、「雑誌は興味の幅を広げるために読む」など、役立つ情報が沢山書かれています。

これからはAIの時代と言われ、人間にしか出来ないことを見つける必要が生じてきます。

その中で、土台になるのは物事に対する知識と理解です。(二人も言っています)

ただ知るだけでなく、自分の血肉となるように情報を収集して、身に付ける習慣を養うことが、必要なのだと思います。

本書は、間違いなくその一助となると思います。