緩くいこうぜ、人生長いんだ。

お前の人生ようやく始まったようなもんじゃん。

海底の言葉

心の海を覗き込んでみると、海底に様々な言葉が石油の様に沈殿していた。

 

受け取られなかった言葉。

上手く伝えられなかった言葉。

自ら捨てた言葉。

 

重なり、溶け、ドロドロになり、もはや言葉としての原型を留めていない。

 

 

行き場を失った彼らを、いつまでもそこに置いておく訳にはいかない。

やがてそれらは腐り、自らを蝕んでいくだろうから。

 

どこに持って行くのか。

どうやって持って行くのか。

そんなことは分からない。

 

だけれども、どうにか彼らを連れ出さなければならない。

 

静かに沈む彼らの姿が、あまりにも不憫だから。