緩くいこうぜ、人生長いんだ。

世の中どうでも良いことばかりだよ

Ordinarly people

私は普通の人である。だが、それと同時に特別な存在でもある。

高校生の頃から、自分は特別であると、あるいはそうありたいと思ってきた。他人とは違うこの自分を意識したくて、他人とは違う感性を持ってみたり、意識高い系の行動をしてみたり。だが、いくら見せかけを飾ってみたところで、中身が伴っていない訳なので、どうにも虚しく、空っぽな自分が存在するだけであった。そうやって行動することによって、多くの人に不快な思いを抱かせたり、馬鹿にされたり、恥ずかしい思いをしてきたように思う。他人から見ても痛々しい程であったと思う。

今はどうかと言うと、自分は普通の人間であると自覚している。何の特別な才能なんてないし、ありきたりなサラリーマン生活を送っている。過去に就活のいざこざがあったとはいえ、それらは清算して(しきってはいないけど)いる。毎朝起きて、会社嫌だなぁなんて思いながら会社に行って、会社を辞めるための勉強をして、お金を稼ぐための株の勉強もして、会社に行けば面倒事に巻き込まれて、疲れて家に帰れば妻がいて阿呆な話をして笑って、気持ち良くお布団に包まって寝る。そんな生活を送る普通の人間である。

そんな普通な私だけれども、同時に私は特別である。そんな人生を送っているのは私だけで、その中で抱く感情や、次はどうしようと思いながら生きる日々は私だけのものである。私にしかできない事を毎日し続けているのである。その意味で、私は私以外であり得ず、特別なのである。

きっと、全ての人がそうなのだと思う。どこかで特別になりたいと願ったり、もがいたりしながら日々を生きていて、それでもどうにもならない自分に苛立ったり、嫌気が差したり。きっと、それが普通なのだ。そうやって日々を送ること自体が普通なのだ。でも、そんな日々を送るそれぞれの人は、紛れもなく特別で、唯一無二なのだ。表面ではなく、本質として特別なのだ。そんな意味で、私もあなたも、普通の人だ。