緩くいこうぜ、人生長いんだ。

What matters is how you live your life.

一人/誰かと

一人よりも、誰かと一緒の方が得られることは多い。

そんな言葉は綺麗事だと一蹴したいという気持ちがありながら、たまに実感せざるを得ないから、やはり真実なのかもしれない。

 

昨日、ボルダリングジムに行った時のこと、私はいつものように一人で、いよいよ一つ上のレベルに挑戦しようと意気込んでいた。周囲できゃっきゃうふふしている若者がうるさかったので、イヤホンをして集中を高めていた。まるで試合前の選手のようであるが、その実ただのボルダリング中級者である。

何度か挑戦してみたものの、やはり自分の限界レベルということで、なかなかうまく登ることができず、苦戦していた。そんな時、一人のお兄さんが、「そこで右手かけるんですね」と声をかけてきた。いきなり話しかけられて驚いた私だが、今自分が挑戦したコースの登り方についてだったので、そのまま少し話をした。話の中で、お兄さんは自分とは別の登り方をしていることを知った。実際にそれを試してみたところ、自分の方法よりもエネルギーを使わずに登ることができた。そして、無事に課題をクリアすることができた。自分のやり方だけにこだわっていてはいけないのだなと実感した瞬間である。

その後、お兄さんの知り合いの別の男性がやってきて、その日は三人でコースについてあーだこーだ言いながら過ごした。三人で色々なアイデアや意見を出しながらだと、色々な登り方が試せたし、一人であれば時間がかかる課題もすぐに登れた。答えが最初に分かってしまうという欠点はあるが、勉強という意味では非常に有意義で楽しい時間だった。

 

私は基本的に一人で過ごすタイプだ。筋トレもボルダリングも翻訳の勉強も、基本的に一人で、分からない部分は調査をしながら黙々と作業する。それが良いこともある。自分で調べなくては身につかないこともあるし、時間を有効に使えたりする。しかし、誰かと一緒にやることでしか得られないことも間違いなくある。今回のボルダリングの例であれば、自分一人では時間がかかったであろう課題を早くクリアすることができたし、自分では考えつかないような登り方を習得することができた。

ボルダリング以外にも、例えば仕事なんかはそうであろう。自分一人で完結する仕事などない訳で、必ず誰かとか変わるから成果が出る。そう思うと、一人で閉じこもりすぎるのはあまり良くない。

とはいえ、他人と関わるのは面倒臭いしエネルギーを使う。だから、他人との関わりと一人の時間のバランスをとって、一番の成果が出るようにするのが肝心なのだと思う。