緩くいこうぜ、人生長いんだ。

What matters is how you live your life.

「やりたいこと」を見つけるために

「やりたいこと」はブレイクダウンしよう。

 

人間、やりたくないことよりもやりたいことをやる方が良い。それに異論を唱える人はいないだろう。では、ここで言う「やりたいこと」とは何か。

 

最近会社で、「やりたいことは何?」と聞かれる機会が複数回あった。部署異動とか組織改革の流れの中で、社員の希望を意見を聞いて、尊重しようということだ。そこで、将来的に自分が会社の中でやり遂げたいこととか関わりたいこととかを言えられれば一番良いのだろうが、正直私にはそんなものはない。だから、「やりたいことは何?」と聞かれると答えに詰まってしまう。

 

この質問、正直あまり良い質問ではない。あまりにもオープンすぎるのだ。

質問にはオープンとクローズの2種類がある。前者は意見を求める答えのない問いで、後者は、Yes/Noを求める答えのある問いだ。この分類に当てはめると、この問いは明らかにオープンな問いである。

さらに、そのオープンな問いの中でも飛び抜けて曖昧だ。まず、時間軸が設定されていない。シチュエーション・場面が限定されていない。具体的な行為なのか、曖昧は方向性なのかの区別がない。個人の事情を考慮していない。だから、この問いはあまりにも回答の幅がありすぎて答えることができないのだ。

よく、自己啓発系の本やサイトでは、「今自分がやりたいと思うことを列挙してみよう!」とか書かれている。でも、上述の通りこの質問があまりにもオープンなため、聞かれた人は答えることができずに思考が停止し、「自分はやりたいこともないのか…」と自己嫌悪に陥ってしまう。

 

この問いにうまく答えるためには、自分で色々な条件を設定して、ブレイクダウンしていくことが重要と思う。具体的に言うと、時間軸、分類、規模などで分けると答えが出て来やすい。例えば私の場合、規模で分類すると、以下のようになる。

◾️一生をかけてやりたい・続けたいこと(長期)

  • 筋トレ
  • 何かの勉強

◾️生き方、ライフスタイルとしてやりたいこと(中期)

  • 満員電車に乗らず、会社に行かないで働きたい
  • 自分の好きなように一日を計画立てたい
  • 趣味と仕事と家庭とバランスをとりたい
  • 何か特技と呼べるものを作りたい

◾️直近自分がたのしいと思えてやりたい・続けたいこと(短期)

  • TOASTMASTERSの活動
  • 翻訳の勉強
  • プログラミングの勉強
  • 筋トレ
  • ボルダリング

 

こうしてブレイクダウンしてみると、時間・規模の流れがなんとなく掴めてきて、直近やりたいと思うことを伸ばすことで中長期的なやりたいことにつながるのではないかと思えるようになる。また、自分が大事にしている価値観みたいなものも浮き彫りにすることができる。私の場合、筋トレがかなり重要な要素になっているようだ。

 

こうしたブレイクダウンは、一度やったら終わりではなく、適宜行うと良い。なぜなら、やりたいことが最初から一つで、一生変わらない人などいないからだ。年齢や社会など、様々な要因により自分のやりたいことは変わっていく。だから、常に自分の中に目を配り、今自分が何を考えているか・感じているかを整理することが重要だ。そうやって、やりたいことを増やしたり減らしたりして、自分の中で優先度をつけてやっていけば、日々を楽しく過ごすことができるし、いずれ何かにたどり着くことができるのではないだろうか。

これからの社会では、会社や組織におんぶに抱っこで生きていくことは難しくなるだろう。そんな中で重要なのは、自分が何をしたくて、何ができるかだ。いざという時に路頭に迷わないように、常に自分の向かう方向を意識して日々を過ごしたいと思う今日この頃である。